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志賀郷北部地域の農地・米つくりと農業 | 志賀郷北農

志賀郷北部地域の農地と灌漑施設

♦志賀郷北部地域は、綾部市の北部約20km程度のところに位置し、標高は80mから100m程度で、犀川(由良川支流)の源流地域です。4つの集落があります。
♦この地域の土壌は赤土の粘土質土壌で、水田にした場合は石が少なく耕土が深くなり、稲作に適しています。このため、昔からこの地域からとれるお米はおいしいことが知られています。しかし、野菜栽培には土壌の扱い難さのため多くの苦労が必要です。
♦水田の灌漑には、谷水のため池と河川から引いた水を使用します。犀川の水源域にあるため、産業排水や生活排水をほとんど含まない自然水です。

志賀郷北農の米つくり―環境保全型農業

♦志賀郷北部農産の米つくりは、京都府からエコファーマー認定を受けた環境にやさしい、減農薬・減化学肥料栽培です。JA京都丹の国農協の特別栽培米に登録し、地域ごとに定められた通常栽培の50%以下の化学肥料・農薬使用量で栽培しています。
♦肥料:有機肥料と化学肥料とを混合した JA丹の国専用肥料(JA京都丹の国の米屋)を元肥として1回だけ(32kg/10a)使用します。これは、化学肥料(窒素)成分が50%以下で、ゆっくりと溶け出す性質を持つ長効性肥料です。追肥は行いません。その結果、生育後期の窒素成分が抑制され、収量は落ちますが、甘味のあるおいしいお米がとれます。*このため、おいしいお米の価格は高くなります。*化学肥料成分を減らし、地域の有機資材を利用した有機肥料の利用により、河川と海(河口沿岸)の富栄養化が抑えられ、環境保全に役立ちます。
♦農薬: 育苗期に「いもち病」予防と害虫予防のための薬剤(ドクターオリゼフェルテラ、北興化学工業)を1回使用します。有効成分はクロラントラニリプロール 0.75%とプロベナゾール24%です。また、田植え後、除草剤(キマリテ、北興化学工業)を1回使用します。有効成分は、イプフェンカルバゾン 2.5%とテフリルトリオン 3.0%です。除草に失敗した時のみさらに除草剤(クリンチャーバス、北興化学工業)を1回使用します。有効成分はシハロホップブチル 3.0%とベンタゾン 20.0%です。いずれにせよ合計農薬使用量はJA丹の国特別栽培米基準値以下(慣行栽培の50%以下)です。*これらの農薬はいずれも法令上の(毒劇物には該当しない)普通物で農薬取締法にもとづき農水省により農薬登録された薬剤です。したがって農薬会社の指定する使用方法を厳守する限りヒトに対する安全は確保されますが、もともと殺菌性・除草性・殺虫性をもつため環境(小型生物)への影響はさけられません。このため、農薬使用量の抑制は、地域環境の保護に重要な意味を持ちます。
♦収穫時期近くには、カメムシ(米粒をかじるので黒斑点米の原因になる)の防除が必要ですが、農薬は使わずに人力による畔の草刈りで防除しています。*たまに見られるお米の黒斑点は減農薬栽培の証拠です。かといって黒斑点米の混じらないお米が農薬を使って栽培されたかといえばそうではありません。お米の1つぶ1つぶを識別し黒斑点米だけを除く技術があるからです。
♦近年、有機肥料使用と減農薬効果で、水田にタニシが多くみられ、豊岡で繁殖したコウノトリが志賀郷地域にも住み着くようになりました。また、水田の中干し(稲の根を地中深く伸ばすために一時的に水田を乾かす処理)時には、水田の中に深溝を掘り、水(ねき水)をため、小型生物を保護しています。

以下は準備中

③コメの栽培歴
④各作業の説明
⑤品種
⑥収穫後処理から販売まで
⑧その他の作物の栽培   玄米、小豆、麦、山椒
⑩農地の保全
イノシシ、シカ、サル対策、毎年栽培する意義