この水路は、阿須須岐神社の左手奥にある宮の奥池から地区の東西へ延びる延長約1㎞にも及ぶ田園灌漑用です。耕作田や住居付近は手入れされているものの、山裾などは草木が伸びて水路が隠れてしまい落ち葉や土砂で流れが阻害されていました。草木の刈取と土砂上げを暑い中2時間余り行い、スムーズな流れを確認して終了しました。休憩時間には参加最年長の梅原さんから、この水路は地区の篤農家がリーダーとなって住民の共同作業で大正7年に完成しその記念碑が神社入口に残っていることを聞きました。人力だけでこれだけの水路を完成させた先人たちの苦労を偲び、99年の年月を経た現在も多くの田園に用水を供給し続けている事に感銘を受け、今後も協力して大切に守り続けていこうと思いました。